川上物件は優良とは限らない

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以前にも似たような話題を何度も書きましたが、ふと最近も
思う事があり書いてみます。

書籍等を見ますと
「売り物件情報でも、川上物件(市場に流通する前の物件情報)を
　得られるようにせよ」
と、よく書かれています。
これは全く持ってその通りであり、当然の事ながら有利な立場であり
場合によっては、優良物件に出会える可能性があります。
でも、あくまで「可能性」になります。

私の地元、豊橋市の売り物件情報を例に挙げてみます。
例えば現在、アットホームに出ている豊橋市の売り物件のうち
いくつかはネットに出る前に私（を含め、豊橋大家塾メンバー）が
知っていた情報になります。
中には文字通り、私しか知らなかった物件情報もあります。
コチラ↓
http://d.hatena.ne.jp/mikawajin/20130423
こういった市場に出る前の情報を得ているにも関わらず
購入を見送った事に着目して欲しいと思います。

「買えなかった」
ものもありますが、多くは
「買わなかった」
になります。
つまり「買ってはいけない」という物件と判断した訳です。
地元の賃貸情報を把握している、十数年も大家業を営んできた
人達が見送った物件が、市場に出てきているという事です。
そういった物件を、土地勘も無い人達が
「利回りがいいから」
「○○市は人口が多いから」
「ファミリータイプだから」
という見た目の理由で、サッと購入していく事に警告を
発したいと思う訳です。

もちろん、人によって状況は様々でありますから、買ったら
「必ず」失敗するという訳ではありません。
ただ、少なくとも、何の戦略も無いままに購入した場合は
遅かれ早かれ、足を引っ張る存在の物件となる可能性大です。

地元の物件状況を例に挙げましたが、これらはどこでも
当てはまる事だと思います。
「なぜ、みんなが見送ったのか？」
「その見送ったリスクを、自分なら解決出来るか？」
を意識して、物件情報収集に励んで頂ければと思います。

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